Webには、Webの流儀がある!(メールもね)

 

10年ほど紙媒体の世界でコピーライターをしていて、その後、Webの世界で書くようになりました。

「書く」という点では、Webだろうが、紙だろうが、同じではあるのですが、でも、やっぱり、微妙に違う部分もあるんですよね。

 

「Webは、紙の10倍読みにくい!」と言う人もいます。
こういう、もっともらしい数字を聞くと、理系魂がムクムクってわいてきて、どうやって10倍を調べたんだろう?
何を根拠にしているんだろう?
と、思ってしまうのですが・・・

 

「10倍」の真偽はともかくとして、「Webは読みにくい」というのは確かです。

だから、ここに書いてある文章のように、改行は多めに入れるし、数行に一度は空白行も入れています。

 

それに、紙は、ひと目で下まで目に飛び込んでくるけれど、
(例えば、折込広告を想像してみてね。広げたとたんに、下の方にある商品がバーンと見目に飛び込んできますよね!)

Webは、スクロールしないと下まで目に入ってきません。
(このままだと、この画面の下の方に何が書いてあるかわかりませんよね)

 

だから、なんとか工夫して、下までスクロールしてもらう
・・・つまり、読み手がつい先を読みたくなる仕掛けが必要になります。

 

これは、実はメールでも同じです。

はがきなら、どんなに多くても紙面は表裏だけ。
手紙なら、何枚あるかで、全体のボリュームがわかります。

でもメールは、どこまで続くのか、まったくわからない・・・。

 

Webのライティングというと、関係ないわ~と思った方でも、
メールとなると、関係ないわ~とは言えませんね。

 

もしも、メールを最後まで読んでもらえないことが多いなあと感じている方がいたら、その方には、メールの冒頭で、「今日の要件は3つです」など、これからと伝えることも件数を書いてしまうことをお勧めします。

 

もしも、何を言いたのかわからないメールになってしまうと感じている方には、「文章は短く。1つの文で複数のことは言わないようにしましょう」とか、「長い文章で伝えるのではなく、見やすいように箇条書きをいれてみてください」とアドバイスをするでしょう。

 

・・・とメールに書き方講座のようになってしまいましたが、これ全部、Webの文章を書くときの鉄則です。

 

「画面上で文字を見ている人に、文字で何かを伝える」
という観点で考えると、Webページも、メールも同じなんですね。

 

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