文章を読んでいると、
さっと読むと何が書いてあるかわからないのだけれど、よーく読むと分かる
でも、
間違っているわけではないんだけれど、さっと読んだ時には、なぜ、伝わってこないのかな?
と感じることがあります。
原因を探っていくと、 『主語と述語が離れすぎている!』に気がつくことがあります。
例えば、こんな文章。
Aさんの体重は、おなかがすくと、いつも食べてしまうため、増加した。
よーく読めば間違っていませんが、頭にスーッと入ってきません。
主語は「体重は」です。
「Aさんの体重は」を読んだあとに、「おなかがすくと・・・」と続くと、「体重は、おなかがすく」と読めてしまうんですね。
主語と述語があっていないように感じてしまうので、頭が「???」」となってしまう。
もちろん、そのあとをじっくり読めば理解できます。
でも、「おなかがすくと」を読んだあたりで、思考はストップしてしまいますから、読み手を文章の世界に引き込むことができていません。
これでは、もったいない!
では、どうしたらよいのでしょうか?
主語と述語を近づけてみましょう。
おなかがすくと、いつも食べてしまうため、Aさんの体重は増加した。
ぐーっと、分かりやすくなりました。
さらに、わかりやすくするコツは、結論を先に書き、後で原因を書くこと。
こんな感じです。
Aさんの体重は増加した。原因は、おなかがすくと、いつも食べてしまうためである。
使っている言葉の要素はほぼ同じですが、配置場所を少し変えるだけで、ずいぶん違う印象の文章になったと感じていただけるのではないでしょうか。
文章の書き方に迷ったら、ぜひ、ご相談くださいね。
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